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2017年9月27日 (水)

特定商取引法の改正

最近何度か改正がなされており、
消費者庁のホームページでも概要等があげられています。
過量販売への規制や違反業者への制裁強化、消費者保護の拡充など、
順次、手当てがなされているといった印象です。

例えば、催眠商法(<SF商法>最初に無料の商品や低廉な商品を来場者に供給し、
その後雰囲気の高まったところで販売業者の売込もうとする商品を展示して
商品説明を行い、その商品を購入させる方法等)について考えてみます。

※ 筆者は、豊橋市内でこの商法と思しき状況の集会を見ており、
  新聞の折り込み広告でも同じような系統の広告を見掛けています。
  東三河地域の皆様、十分にご注意下さい。

まず、原則として一般の店舗で買ったものには、クーリングオフの適用が無いです。

そうすると、SF商法の多くは集会場、会議室等を利用した販売のため、
一般の店舗で買ったものと同様の扱いになってしまい、
クーリングオフできないのではないか、が問題となります。

この点、SF商法は、落ち着いた心理状態で、お店で物を買うのとは、状況が
全く違います。
一般のお店では、販売商品を最初から陳列し、来場者が自由に
選択できるのに対して、SF商法では、雰囲気、集団心理が高揚したになった頃合いを
見計らって高額商品を出してきて、これを購入させられます。

そのため、一般のお店と同様に扱うのは、よろしくない、と。
このような状態で販売を行う限りにおいては、集会所での販売も、
法の適用を受ける。つまり、クーリングオフできる。
ということになるわけです(H24改正等参照)。

また、
近所の公民館で、催眠商法に掛かって、高額の羽布団を買わされた。
クーリングオフの適用はありませんよ、などと言われた場合であっても、
それは嘘で、「嘘でした、実はクーリングオフできます」という書面を受け取ってから
8日以内に契約申込みの撤回(クーリングオフ)をすれば良いということになります。

・・・ただ、業者に逃げられて行方知れず、となると
なかなか厳しい場合もありますので、早期に弁護士に相談することが肝要です。

※ 羽布団ついでに、使いもしない布団を何枚も買わされた
  といった過量販売についても、契約締結時から1年間の撤回が認められるように
   なりました(H28改正等参照)。

(弁護士)            菅生法律事務所(豊橋市)

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